「曲線の男」ルイジ・コラー二


子供の頃、車が大好きだった私。先日、この名前を動画で見た時に「あれ?どこかで聞き覚えのある・・・」と思ったのです。



その名はルイジ・コラー二。ドイツの工業デザイナーなのですが、彼はまさに「曲線の男」。デザインするものほとんどにユニークな「曲線」が多用されています。


しかしその特徴ゆえ、量産化が難しいデザインばかりだったようなのですが、そんな彼がデザインした家をフィーチャーした動画がこちら。



こちらの家何がすごいって、「回転する」んです、色んなものが(笑)


1:30~その解説が始まりますが、家の内部に円形のシリンダーが組み込まれていて、その中に「お風呂」「キッチン」「ベッド」の3つのモードが作られています。


壁に設置されたダイヤルで、その時必要な機能を表に出してくる、まさに舞台転換装置と同じ構造です。



この家は2004年、ドイツの住宅メーカーがプレハブの可能性を提示するために制作したそうで、このユニットを横・上に組み合わせて家を拡張させることも可能だったそう。


2019年の今でこそ、スモールハウスや省スペースがもてはやされていますが、2000年代初頭にこういった形で未来の居住スタイルを提案していたコラー二。


"The smallest big house in the world" 「世界最小の大きな家」と評した自身の作品。「このスタイルが今後日本で普及しても違和感なさそう」と感じるのは私だけでしょうか??