Art Conservation / アートの保存


彫刻・建築・絵画…街を少し歩くだけでアートに出会う街・ローマ。


その長い歴史の中では、たくさんの傑作が創られてきただけでなく、それらを保存する技術も脈々と受け継がれて、さらに進歩しているようです。


こちらの動画前半では、医療の世界さながらに器具・薬品を使いながら、バロックの名画が修復されていく様子が紹介されています。



また、ここ15年の科学技術の進歩に修復・保存活動も大きく助けられているようですが、イタリアが抱える名画・建築などの保存コストは、もはや国や自治体の予算だけでは賄いきれないレベルに達しつつあるとか…。


そういわれると、日本の神社・仏閣などの保存も大丈夫なのか心配になります。


2本目の動画は、実際に絵画についた汚れ等がどのように落とされ、どのようにオリジナルの状態に戻されるのかを解説したものです。



この動画が140万回も見られていること自体驚きですが(笑)、逆にそれほど興味深いと言えるのではないでしょうか?


動画の前半では、特にニスが絵画にもたらす経年の変化と、修復のためにそれを取り除く際のリスクが細かく語られています。


取り除く前にどんなニスが塗られたかを理解することが重要だそうで、場合によってはニスのサンプルが研究所に持ち込まれ、分析から入ることもあるそうです。


特に4分辺りからは劇的に肌の色が鮮やかになるので必見です!