「見せ方」を考える
「撮る」までが作品作り
作家さんのSNSを拝見していると、「勿体ないなぁ」と感じる写真・アカウントがいくつもあります。
それは「作品の良さ」を最大限に伝えきれていないからです。
その一番の原因は「写真の撮影・編集」にあるのですが、私個人的にはこの「撮る」段階=「見せ方を考える」段階も、今日においては作品作りの一部ではないか、と考えています。
編集は「最適化」
編集による色の変化を恐れて無加工で撮影・投稿されている方もいるようですが、逆にその時点で、既に作品本来の色・質感が写真に反映されないことが多いのです。
特に作品写真を投稿する上で重要なのが、その「明るさ」です。これを調整せずにSNSに投稿し、逆に作品本来の「彩り・鮮やかさ」を提示し損ねているケースが非常に多く見受けられます。
スマートフォンでの写真撮りが苦手な方は、ぜひ一度写真が得意な方にアドバイスを求めたり、画面上での見え方と実物を比較してみてください。
もちろん、使われているスマートフォンの機種にもよりますが、暗めの室内という撮影環境が多いアート作品の場合、無編集では「明るさ」が不足しているケースがほとんどです。
「写真編集=悪」ではなく、一人でも多くの方に見てもらうための「最適化」なのです。
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