作家のPR活動は必要?


まず知ってもらう


皆さんもご存じの通り、「アート作品」はいわゆる生活必需品ではありません。ガソリンや食品のように、放っておいても売れるものではないのです。


当然、皆さんの方から行動を起こさない限り、作品が売れるどころか、皆さんの名前・活動が知られることすらありません。


そう、まず「売る」以前に「知られる」ことが先なのです。



そもそも一般の方々はアートに全く興味がないのではなく、こういう面白い現代アートシーンがあることを「知らない」のです。


一方で、近年話題のTeam Labのイベントやデザインフェスタシリーズは毎回大きな動員を誇っていますし、テレビ・雑誌ではDIYも含めた素敵な部屋の作り方特集が頻繁に組まれています。


潜在的にアート・デザインに興味がある人はそれだけの数いるのです。



それ、皆さんの仕事です


「自分は作家だから、作品を作ることが仕事だ」、こう思われている作家さんもいらっしゃるかもしれません。


では、誰があなたの名前・作品・個展を世の中に広めてくれるのでしょうか?マスメディアでしょうか?


これだけ記事のネタ(=コンテンツ)がゴロゴロ転がっている時代に、どうやってマスメディアが星の数ほどいる作家さんの中からあなたを選び出すのでしょうか?



そもそも、そのマスメディアで記事を書いている記者自身がSNSでネタを探している時代にです…。


現実を見ましょう。「皆さんが一生懸命作った作品をどのように・何人の人に見てもらえるか」、これも皆さん作家さんの仕事のうちです。